京都:木屋町

docterlecter2006-01-28

京都の繁華街,河原町通りと鴨川の間,高瀬川の流れに沿って木屋町通りがあります。高瀬川はもともと京都と大阪をつないで物の行き来をしていました。それが高瀬舟です。しかし,高瀬川を知っている京都人であるなら「あんな浅い川にどうやって舟が京都〜大阪間を行き来できるのかって思うはずです。高瀬舟は、長さ約13m、幅約2mの底の浅い平らな舟で、 浅川専門の舟として当時の同じような浅い川などで使われていた舟だったそうでこの舟を使えば川底を掘らなくていいという大きなメリットがあったようです。その川に沿った木屋町通り,古くからの京料理店などのお店と新しいお店,そしてキャバクラを初めとした風俗店がk混在してずらっと三条から五条の手前まで続く,私としてはあまり一次会ではお世話にならないけれど,二次会以降にお世話になる通りでもあります。

冒頭にも書いた浅くて狭い川です。でも,夏場なんかに脇を歩いたらちょっと涼しい気持ちになる川でもあります。

五条通から四条通の間はこういった料亭や京料理屋が軒を連ねます。

町屋の面影をそのまま残す料亭。

店を見ればついつい入りたくなりますが,私のような若輩者ではまだまだ,十年早い。

高瀬川の東側には料亭や京料理屋,旅館などが多いですが,西側は小料理店や写真のような今風のお店もあります。小料理店は基本的に夕方からですが,不況のせいもあって昼ご飯のまかないをしている小料理屋さんも多くあります。やっていたらメニュー見てわからなくても入ってみれば大概は安くて美味しい,焼き魚や煮物の定食が食べれるはずです。平日,京都に来たら是非,昼ご飯は木屋町界隈の小料理屋さんで。

四条木屋町上がった(北に行った)ところのポールスミス。昔はアニエスbもありましたが,いつの間にか無くなってしまいました,残念。

「赤ひげ」っていう巨大提灯に反応してシャッターを押してしまいました。沖縄料理 炉端焼きなんだそうです。ミミガーオリオンビール呑みたくなってくるぅ。

元,立誠小学校です。統合のため閉校になりました。京都では少子化で子どもの数が市内中心部では減っていていくつかの学校が統合することは珍しくありません。この建物は現在,教育関係で使われています。

窓の作りが歴史を感じさせる。

正面入り口のドア。このアールは今の建物では考えられないほど斬新でモダンだ。

三条に近づいてくるとこういったお店が増えてくる。

無料相談所なんて言うのもいつの間にか結構できているなぁ。。。みなさんお世話になってますか?私はもちろん行ったことありません。。。 (´・ω・)ホントスカ

木屋町のおすすめの拉麺屋さん「らあめん壱蔵(いちくら)」ここの炙りチャーシューはお勧めです。

炙チャーシューののった醤油ラーメン。塩ラーメンもあります。麺の堅さや葱の有無など細かく注文できます。

個人差があるかもしれませんが,店のおばちゃんは「よかったら一味入れてねー」っていつも言わはります。で,私はいつも入れてヒーヒー汗をかいていますが,入れると美味しい。

木屋町からちょっと東に入ればそこは「先斗町」向こうに見えるのは「鴨川をどり」で有名な「先斗町 歌舞練場」先斗町歌舞練場は大正14年(1925年)に着工し、昭和2年(1927年)に完成しました。設計は大阪松竹座(大正12年)東京劇場(昭和2年)などを手がけて劇場建築の名手といわれた大林組の技師、木村得三郎氏です。鉄筋コンクリート造り、地上四階、地下一階で、当時「東洋趣味を加味した近代建築」と賞賛されたと聞きます。(歌舞練場公式サイトより引用:http://www1.odn.ne.jp/~adw58490/

歌舞練場から先斗町を見る。

「鴨川をどり」の看板が印象的。

歌舞練場の壁の細工。京都市美術館にひけをとらないタイルデザインである。こんなタイル今作るとどれぐらいのコストがかかるんだろう。。。

歌舞練場の入り口のドアノブのデザインも優美という一言に尽きる。

木屋町通りを三条から四条の方面を見た風景。夜の風景が欲しいところです。今度呑みに行くので,その時撮影して追加します。

数寄屋証明電気材料大卸 タチバナ商会 もともとは違ったんでしょうけど,今はアンティークのシェードを販売しているみたいです。いいものが沢山あります。

「ふたりがひかり結ばれる場所」もうこの文句にまいりました。なんて,美しい名言なんでしょうか。今度時間があったら誰がこの言葉を考えたのかお店の人に聞いてみたいと思います。あまりにすばらしいので,mixiの方の「二行日記」(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=80060948&owner_id=2464815)のタイトル写真に使わせていただいております。

<番外編>


木屋町ではないですが木屋町からちょっと西に入ったところにある拉麺店「新福彩館」。真っ黒なスープが特徴の拉麺。ここもお勧めですが,昼に食べるのではなくて是非,呑んだ最後の締めとしてビールと一緒にお食べ下さい。「もう何もはいんねーよっ!」って言うときでも,ここの拉麺はきっとはいります。

私的ご愛用店で,閉店となった「丸善」の跡地。なんぼなんでも「カラオケ」はねぇーだろっ!!もっと人間の知的好奇心をくすぐる店が引き継げよなぁ。。。丸善ファンとしてのオマージュと言うことで掲載。

完全に木屋町から離れていますが「番外編」ということでお許しを。mixiの方で教えていただいた「永楽屋」美味しい佃煮やイカの塩辛など見ているだけで楽しいお店。このお店には何度か行って買い物もしたことことがあったが名前が「永楽屋」っていうのはとんと記憶になかった。ここの教えていただいた「ままたらず」は日本酒にピッタリ!!もちろんご飯にかけても美味しい。

今回購入した「ままたらず」と「イカの塩辛」