写真と写真をつなぐもの

相変わらず,中古写真機ウィルスの活動は盛んで中古写真機店やオークションを物色する日々である。このウィルスは写真機本体に対してだけ感染するだけでなくて,アクセサリーや書籍に対しても感染するので始末が悪い。アクセサリーと言っても外付けファイン…

オリンパスペンFT

最近,フィルムの写真機でよく使っているのが昭和38年に発売された世界初、そして世界唯一のハーフサイズ・システム一眼レフ、オリンパスペンFであります。一眼レフでありながらとにかく小さいので旅に持っていくのも苦になりません。それでいながらレンズの…

青空銀塩写真倶楽部

銀塩写真はその封を開けるときの期待感が楽しい。その時上手く撮れたと思っていた写真がそれほどでもなくて,さほど記憶に残っていない写真がよかったりする。でも,露出を測ってじっくり構図を決めた写真はうまくいってもそうでなくても大切にしたい。青空…

POLAROID days

散歩写真の大切なことはあたりまえなんだけど「歩く」ということ。でも,本当はそんなことはどうでもよくって,自分のスタイルで一番好きな方法で散歩すればいいと思うのである。車で散歩っていう人もいるだろうし,路面電車に乗って散歩の人だっている。自…

シリーズ:人

それぞれの場所に出かけると,それぞれの場所に人がいる。笑っている人,頑張っている人,怒っている人....それぞれの人の生き方は他の人から見れば小さいものなのかも知れないけれど,どの人の生き方も同じ分だけの重みがある。そんなことが写真機のファイ…

地下道をススム

今日は地下道を通って帰った。幼い頃はここの地下道を通るのが大好きでした。なにか秘密の通路を通るような感じが好きで仕方ありませんでした。それと通路の真ん中には柱が立っているので親から離れてその柱に隠れては歩いていくのが面白かったのです。今日…

散歩写真のススメ

写真というとどこかへ旅行に出かけたり,海外に出かけたり,非日常な景色を切り取ることが多いけど,自分の生活圏をレンズを通して見て歩くと,今まで気にもしなかったものがものすごくよかったりすることが多い。写真は不思議。レンズを通したその絵は日常…

東京タワー

東京タワーは少年の頃の憧れだった。いつの日からか「東京タワーにのぼる」事が夢になっていた。大人になって好きなだけ東京タワーにのぼることが出来るようになった今,その時の時めきはちょっと薄れてしまっているかも知れない。でも,東京タワーの下に立…

秋桜畑の案山子たち

丹波の夢コスモス園案山子(かかし)コンクールに出場した案山子たちに出会った。どれもユニークで楽しげな顔で見ているこちらまでがニコニコしてしまう。最近では京都でも町中で田んぼや畑は少なくなり周辺地域に行かないと見れないが,それを一生懸命に守…

写真から見えてくるもの

最近は写真とカメラにはまっている日々なのですが,私が写真の面白いと思うところ特にフィルムカメラの面白さ,それは日常の中から切り取った一瞬一場面がその時の視点によって決まってしまうというスリリングな時間につきる。デジタルカメラはその場で確認…

POLAROIDで行こう

今日はPOLAROID SX-70を持ってお散歩写真。ポラロイドはその場ですぐに結果が見れるのがいい。残念ながらSX-70用のフィルムは発売中止になって市場にはほとんどないけど,NDフィルターを使えば現行の600インスタントフィルムで撮影できるので安心であります…

青い空と高い塔

今日は夕方の早い時間に近くに写真を撮りに出かけた。最近のお散歩写真の装備は「RICOH GR DIGITAL」+「HOLGA」の組み合わせ。基本的にはGR DIGITALで撮影して,その中でいい風景を見つけたらHOLGAで撮るというパターンだ。これは万が一HOLGAの写真が駄目だ…

公園が復権を願っている

仕事の帰り使われなくなった公園を見た。雑草が生い茂る中に滑り台や小さな鉄棒があった。昔,公園は子ども達の社交場だった。公園に集い,公園で会話し,公園で情報交換をした。昔は携帯電話なんて便利なものは無かったけど,公園に行けば誰かがそこにいた…

HOLGAで行こう

HOLGAは中国製のカメラ。プラスティックで出来ているチープなカメラでチープなところを数えるとキリがありません。大きさはそこそこ大きいですけど,持ったとたん「軽っ!」と思わず声が出てしまう軽さ。また,カメラでは絶対に許されないはずの「光漏れ」は…

真四角な写真

真四角な写真が好きである。長方形の写真からは日常を感じるけど,真四角な写真は何故か現実から遠ざかった新鮮な風景になる。人間お目というのは横に長く見えていて正方形には見えていないのかも知れない。あたりまえのことだけど,真四角な写真はカメラを…

京都:紫野

京都市の北にある紫野。ここには大国主命などをまつる神社で、疫病の神としてまた京都三大奇祭の一つ、やすらい祭でも知られている神社の今宮神社や,1319(元応元)年、大燈国師によって創建され京都でも最も大きい禅寺の一つである大徳寺がある。大徳寺は…

金沢:ひがし茶屋街周辺

金沢の浅野川沿いに広がるひがし茶屋街は、かつては夜になると旦那衆が集まっては酒をたしなみ、芸事を楽しむ街であり、「一見さんはお断り」という店が多い街でもあったという。今回は夜と朝にこのひがし茶屋街を訪れた。夜は夜で暗い石畳の路はそれはそれ…

写真の日々

今年に入ってカメラに興味を持ち出し,素人ながらに身近な場所の写真を撮るようになった。といっても愛用しているのはトイカメラのLOMO LC-A,SMENA8,そしてデジタルカメラのROLLEI Mini Digi。今までは本当にスナップという感じの写真しか撮ってこなかった…

電信柱のある風景

電信柱のある風景が好きです。風景と言うより「写真」と言った方がいいかもしれませんが,日本家屋を写真に撮るよりも京の町屋を写真に撮るよりも電信柱のある風景がいかにも日本らしい気がします。 最近はこうやって上を見ながら歩くことが多いのは日常の中…

香川県 讃岐五色台:Camping Days

5月3日から6日まで香川県坂出市にある讃岐五色台へ行ってきました。この讃岐五色台は瀬戸内海の多島美と瀬戸大橋の夜景が満喫できるビューポイントがあって,毎日美しい夕日が見えるキャンプ場です。今回は当初4泊5日で計画していたんですけど,最終日が雨天…

京都:桜のある風景

桜の淡い桃色。それは春の訪れを告げる風物である。普段はただの幹としての木がこの時期には全ての人の注目の的である。こうやって考えると「季節もの」というのは不思議なものだ。京都の「桜」はいくつかの有名な場所がある。「円山公園」「祇園白川」「平…

大阪・道頓堀:街店商樂極堀頓道

「道頓堀極楽商店街」は有名なB級グルメのテーマパーク。道頓堀のサミー戎プラザの5〜7階のフロアにあります。「大阪やなぁ」と感じる設定,人と食を中心に大阪の魅力を凝縮した商店街です。この商店街の時代設定は、大正末期から昭和初期の大阪だということ…

京都の洋食屋:プラムクリーク

洋食屋プラムクリーク。ここには思い出がいっぱいある。15年ほど前,プラムクリークは御室の駅の近くの普通の家の一階でやっていた洋食屋である。お店の入り口はホント普通の民家。ドアを開けると靴が一杯並んでいて,どうみても洋食屋には見えなかったが,…

京都:七条通り

京都の西大路七条から七条大宮までには北に島原遊郭跡地、南に梅小路の公園と蒸気機関車館、西には巨大な京都中央卸売市場が控え、その間に「嶋原商店街」「七条センター商店街」「七条千本繁栄会」「七条中央サービス会」「西七繁栄会」「七西甲子会商店街…

京都:寺町通二条上がる

京都では北へ行くことを「上がる」南に行くことを「下がる」といいます。またご存じの通り京都の路は東西と南北に碁盤の目のようになっています。そして,「寺町二条」寺町通りは南北の路「二条通」は東西の路です。ですから「寺町通り二条上がる」というと…

京都:祇園

最初に申し上げておくが,私は「祇園」という場所に決して詳しくない。ただ,もちろん京都に住んでいて歩く機会は少なくないし,「花見小路」を歩くのは京都人でいながら観光客気分で非常にいいものではある。が,しかし,先述したように「祇園」の奥深さや…

京都:四条烏丸周辺

京都の四条河原町から四条通を西へ15分ほど歩いたところに四条烏丸がある。烏丸通りに立って南を見れば京都駅,そして京都タワーが見え,北には御所がある。また,銀行やオフィスが集中し,ビジネス街的なイメージの強い場所であったが,最近では「COCON KAR…

大阪:茶屋町周辺

大阪梅田からほど近い茶屋町はかつて明治中期、大阪市民の行楽の地であった。鶴、萩、車という茶屋が並んで賑わい、明治22年には八角9階建ての凌雲(りょううん)閣という、当時としては珍しい高層建築も出現して、人気を博した場所でもある。(大阪くいだ…

大阪出張:梅田〜天満〜天神橋筋商店街

今日から三日間,大阪の天満に出張である。天満はここの地に寺町が形成されて約四百年。与力・同心と 共に大阪の北部の防衛を意識して配置された町づくりだという。また、寺院それぞれに開山の歴史があり、千年以上の寺歴を残す名刹もある。それはそれとして…

京都:木屋町

京都の繁華街,河原町通りと鴨川の間,高瀬川の流れに沿って木屋町通りがあります。高瀬川はもともと京都と大阪をつないで物の行き来をしていました。それが高瀬舟です。しかし,高瀬川を知っている京都人であるなら「あんな浅い川にどうやって舟が京都〜大…